2016年度の活動記録
3月
![]() |
今回の合宿の行き先は伊勢・紀伊南部でした。初日は鳥羽水族館や夫婦岩を見に行く分隊と英虞湾を観光船や展望台から眺める分隊に分かれ、それぞれ観光しました。二日目は伊勢神宮の内宮外宮や宇治山田駅といった伊勢市内の観光地を各自で見て回ったのち、JRで新宮まで移動しました。三日目は熊野那智大社、青岸渡寺をまわったのち日本最大の落差を誇る那智の滝を見学し、午後は太地くじら館を見学する分隊と、串本を観光する分隊に分かれて観光し、勝浦温泉で宿泊しました。四日目は速玉大社に参拝後新宮駅から延長戦となり、瀞峡や熊野本宮大社を観光して川湯温泉に宿泊しました。五日目はバスに乗って途中果無集落や谷瀬の吊り橋に立ち寄りつつ紀伊山地を北上して行き、五條駅にて解散となりました。(66期総務)
この巡検では、浄土真宗高田派の本山である専修寺を中心とする寺内町一身田と、三重県の県庁所在地である津市の中心部を巡りました。一身田は、室町時代に専修寺ができて以来、寺内町として発展してきた町です。町を取り囲む環濠が完全に残っているのが特徴です。巡検では、一身田駅に集合し、専修寺に参詣するとともに、この環濠に沿って、一身田の史跡を巡りました。その後、津駅に移動し、伊勢電気鉄道(現在の近鉄)伊勢線の廃線跡を観察しつつ、かつて津城があった津市の中心部へ向かいました。津観音やお城公園などに立ち寄り、津新町駅で解散としました。(66期副地図長・地文研担当)
今回の巡検では、上星川駅からセンター北駅まで、歴史と自然が色濃く残る横浜市内陸部を縦断しました。午前中は横浜市唯一の渓谷こと陣ヶ下渓谷や横浜羽沢駅を通って片倉町駅に至り、新横浜ラーメン博物館で昼食を食べました。午後は、出口位置の変更工事が進む港北インターチェンジや弥市時代の環濠集落が残る大塚・歳勝土遺跡公園などを見て回りました。(66期広報)
今回の巡検では、今までほとんど足を運んだことのなかった三浦半島の先端部を歩きました。この地域は横浜や東京のベッドタウンとして住宅開発が進む一方で、海と山に囲まれた豊かな自然を残しており、農林水産業や観光業も盛んです。このような多様な土地利用を観察する巡検としました。三崎口駅から出発し、線路沿いの住宅地や2014年から一般公開が開始された小網代の森を通って油壺に向かいました。油壺では、現在は京急油壺マリンパークや東京大学の研究施設となっている荒井城跡一帯の平地を歩いた後、階段を下りて海岸に行き、三浦半島南部が隆起によって形成された海岸段丘であることを確認しました。次に三崎港で休憩を取った後、港町の風景を眺めながら城ケ島大橋を渡りました。城ケ島では海岸に沿って城ケ島灯台まで歩き、そこからバスに乗って三崎口駅に戻り、そこで解散としました。(66期部長)
今回の合宿では宮城・山形・岩手の東北三県を訪れました。一日目は、山形県の山寺を観光する分隊のほか、杜の都仙台の中でも、青葉区を見る分隊と宮城野区を見る分隊に分かれました。二日目は、塩釜から松島湾を遊覧したのち石巻まで向かう分隊と、松島と平泉の名刹を観光する分隊で行動しました。三日目は、厳美渓を観光したのち、猊鼻渓で舟下りを楽しみました。(66期総務)
今回の巡検は、箱根駅伝の最終10区を実際に歩くというものでした。幾多の繰り上げスタートの悲劇を生んだ鶴見中継所からスタートし,川崎駅近辺で一旦旧東海道にそれ,資料館にて箱根路の歴史を紐解きました。1区の駆け引きポイント・六郷橋を渡り終えると東京都に入り、これまた数々の波乱を引き起こした蒲田の踏切(跡地)を観察しつつ、リニア開業に合わせ再開発が進む品川駅にて昼食休憩を取りました。午後はそのまま北上しつつも、途中で日本で2番目に短い国道130号を走破しました。以降は、増上寺・日比谷公園といったコース沿いの観光名所に立ち寄り、平成11年から新たに走るようになった日本橋を経て、大手町の読売新聞本社前にて無事完歩しました。(66期コール)
日野市・八王子市に含まれる多摩丘陵を西進し、高台ならではの風景を様々に味わいました。高幡不動尊ではちょうど初不動大祭が行われていて、大いに賑わっていました。ハイキングコースは高低差の大きい箇所もあり、決して楽な道のりではありませんでしたが、雲一つない青空の下、随所で眺望を楽しむことができました。また、ところどころ住宅街も歩きましたが、高台に整然と立ち並ぶ戸建住宅の姿が印象的でした。(66期総務)
この巡検では、新旧江戸川に挟まれた、行徳と浦安二つの地域を歩きました。行徳は製塩、浦安は漁業でかつて栄えた地域であり、どちらも水運を活用して江戸へ商品を運んでいたという共通項があります。そんな両地域の昔と今を見る巡検としました。行徳では、権現道や行徳街道を訪れました。ここに残る古くからの建物やカギ型街路といったものを通し、成田山への道中にあり、江戸川を背にして江戸の防衛線となっていた江戸時代の様子を窺い知ることができました。それから行徳近郊緑地に立ち寄り、続いて地形上多く存在する排水機場や暗渠の数々、および市川・浦安市境の街路断絶などを眺めました。浦安では、かつて栄えた漁業の歴史に触れるべく大塚家住宅や浦安市郷土資料館を見学したほか、集合住宅の建ち並ぶ中町地域、そして鉄鋼団地を訪れました。他にもかつての海岸線跡に残る高低差や堤防跡、2011年に起こった液状化のその後を見ることもできました。(65期編集)
日本ジオパークにも指定され、「日本地質学発祥の地」としても知られる秩父・長瀞地域の地質を、荒川に沿って歩きながら見る巡検でした。前日降った雪が積もっていましたが、緑色の蛇紋岩などの特徴的な岩石や、川岸で崖になっている地層は観察できました。埼玉県立自然の博物館も訪問し、化石や岩石を見学しました。(66期地図長)
2016年の冬合宿では、静岡県の静岡市に行きました。1日目は清水地区を中心に、駿河湾の渡船や三保の松原を見学し、2日目は、静岡地区に向かう途中に久能山東照宮や日本平、登呂遺跡を見て回りました。1日目は曇り空でしたが、2日目は快晴で、日本平から美しい富士山を眺望することができました。(66期総務)
渋谷にて忘年会を行いました。(66期広報)
東京都町田市北部に今でも残る里山の風情を十分に堪能しました。公園や緑地とされて整備されている場所はもちろん、里山の自然や文化をそのまま残すことを目的とした保全地域にも訪れ、里山のありのままの姿を見ることができたと思います。また、古道や宿場町に関連するスポットも少なからずあり、歴史の長さを感じることができました。延長戦ではニュータウンの街並みを少しだけ見て回り、里山のその後の様子についても学びました。(66期総務)
調布市つつじヶ丘を出発し、国分寺崖線に沿った地域の地形や建造物、土地利用の様子を観察しました。まずつつじヶ丘から、昭和初期まで京王線が通っていた道を経由し、武者小路実篤の旧家のある実篤公園に行きました。その後、安藤忠雄の建築が並ぶ通りに行き、東京アートミュージアムを見学しました。国分寺崖線と野川に沿って南下し、成城3丁目緑地や砧線の廃線跡を観察し、二子玉川駅で解散としました。途中で次太夫堀公園や岡本公園の民家園にも立ち寄りました。成城の崖線上の高級住宅街や崖線下の住宅開発の様子も見ることができました。(66期副地図長・地文研担当)
千葉市巡検2016では、周辺に団地の立ち並ぶ稲毛海岸駅から、製鉄の町の中心である蘇我駅まで街歩きをしました。稲毛の旧別荘などの訪問を通じて、臨海部の開発の歴史に触れました。その後、千葉駅周辺や空洞化に苦しむ千葉都心部を歩き、中心市街地の活性化や交通政策の難しさを実感しました。一方、郷土博物館や千葉寺の訪問を通じて、開府から890年にわたる千葉の歴史を学びました。また、再開発が行われ、11月にリニューアルしたJR千葉駅も訪問しました。新たな千葉の顔に相応しい駅舎でした。(65期会計)
渋谷にて駒場祭の打ち上げをしました。同時に、65期から66期へ執行部の代替わりも行いました。(66期広報)
東大前名鉄研究会様が頒布している「TMCカードゲーム」を用いて、東京の地下鉄を舞台にしたゲーム企画を行いました。(65期編集)
第67回駒場祭にて立体地図の展示と玉こんにゃくの販売を行いました。
昭和時代に大規模な住宅地開発が進み、多くの場所で建て替えが進みつつある城北地区の各住宅地の現状を見てきました。まず板橋本町駅から出発し、1930年代後半に「板橋の田園調布」を目指して開発されたもののコインパーキングなどでの景観悪化が問題となっている常盤台住宅地の現状を見ました。東武東上線で東武練馬に移動し、都市計画道路の建設が進む平和台を通り、米軍基地返還で80年代に緑豊かな団地を目指して大規模に造成された光が丘を見ました。最後に東京都・埼玉県の境目を通りつつ建て替えが進む成増団地を見て、西高島平駅で解散となしました。(66期総務)
江戸期の住宅区割りを残しつつ、明治時代からは外国の大使館を受け入れ、現在は再開発も進んでいる港区の土地利用や地形について観察しました。広尾駅に集合し、ヴィンテージマンションや大使館群を見学し、土地の起伏の多い麻布へ向かいました。その後、都市計画道路の敷設やビル再開発で変貌を遂げた虎ノ門へ向かい、霞ヶ関駅で解散としました。日本の政治・経済の中核をなす港区の役割を垣間見ることができた巡検でした。(66期総務)
戦前までは漁業や海水浴で栄えていた趣を残しつつ、現在は住宅地と羽田空港が広がっている大田区東部の土地利用を観察しました。蒲田駅から出発し、六郷用水の跡地や穴守稲荷神社などを通って羽田空港国内線ターミナルに向かいました。前半は普通の住宅地でしたが、羽田空港に近づくにつれて、土地利用が変わっていく様子を観察することが出来ました。羽田空港の敷地内では、多摩川の河口を示す0kmポストや、空港関連施設が立ち並ぶ、普段は見ることのない羽田の素顔を観察しながら進み、国内線第一旅客ターミナル1階の空港神社にて解散となりました。空港に翻弄されながらも、空港と共に発展してきた羽田地区の歴史を感じる巡検となりました。(66期部長)
平日夜巡検として板橋駅から大山、池袋両駅を経て東池袋駅まで巡検を行いました。 前半では周辺に多く存在する暗渠の数々をたどり、暗い中ながら多くの暗渠サインを見ることができました。また、都市計画道路の予定地もいくつか見られ、その現状を窺い知ることができました。 後半では池袋の過去に触れるべく、闇市跡地の池袋西口公園や池袋モンパルナスの一部といった場所をたどり、繁華街としての池袋の歴史に思いを馳せました。(65期編集)
今回の巡検では、江戸時代以降に城下町・宿場町・港町として栄え、現在ではつくば市と共に茨城県南の中心地となっている土浦市を歩きました。最初は土浦港周辺を歩き、 水神宮・水天宮や水害対策の閘門跡を訪れました。桜町を通過した後、土浦高架道の川口町バス停とその下にある川口ショッピングモールを訪れ、つくば万博開催に伴う開発の 状況を見ました。旧水戸街道・亀城公園・土浦市立博物館も訪問し、土浦市の宿場町・城下町としての歴史を見ました。その後は郊外に場所を移して上高津貝塚・宍塚大池 を訪れ、そして旧虫掛駅から筑波鉄道の廃線跡であるつくばりんりんロードを通って土浦駅に戻り、そこで解散としました。(65期 地文研担)
今回の巡検では、埼玉県南部にある和光市・朝霞市を歩きました。 両市は東京のベッドタウンとして発展している一方、理化学研究所、司法研修所など国や民間の研究・研修施設や自衛隊基地、浄水場などが立地しています。 昭和初期にはこの地域は日本軍関連施設、戦後は接収され米軍朝霞基地となっていたため、返還後広大な土地が得られたことがその一因です。 本巡検では、米軍の未返還地域や返還後の用途未定地など、基地の名残が感じられる場所も観察しました。 この地域は武蔵野台地の端にあることから、台地と低地の境目となる崖線も観察することができました。(65期部員)
今回の足立巡検では、区内のほとんどが海抜5m以下の低地にあり、高度経済成長期の前までは農村が広がっていた足立区が50年という日々を経てどのように変貌したかを観察しました。 まず、見沼代親水公園と神領堀親水公園とかつて農業用水路として使用されて現在は緑道となっている街路を通りました。 次に、城東では珍しい古墳時代の出土品があった伊興遺跡公園と、関東大震災後の寺社の移転により形成された伊興の寺町を観察しました。 その後、建替が進むUR団地の様子を観察しつつ、「火伏の大師」とよばれる西新井大師にて休憩して、日清紡績東京工場の跡地にできた複合施設、アリオ西新井にて昼食休憩をとりました。 昼食休憩のあとは現在進行形で区画整理と宅地開発がすすむTX六町駅周辺を歩き、足立区郷土博物館にて足立区の農業の歴史をひととおり学んだあとに亀有駅まで向かい、そこで巡検は解散となりました。(65期総務)
今回の巡検では大田区の雪谷と馬込を中心に歩き、武蔵野台地の東南部に位置する、丘と谷が複雑に入り組んだ地形を感じました。 御嶽山駅を出発し、前半では旗の台駅に向けて歩く中で呑川の支流の暗渠を複数辿りました。 旗の台駅で昼食休憩を挟み、後半では立会川緑道を通って第二京浜に出て、馬込駅前にある、日本初の幹線道路の立体交差と言われる松原橋を通過しました。 馬込駅からは内川の暗渠を経由し、東京都交通局の馬込車両工場がかつてあった場所を歩き、大田区の郷土博物館に至り、ここで六郷用水や馬込文士村など大田区について多く学びました。 最後にお会式の準備が進む日蓮宗総本山の池上本門寺を訪れ、池上駅で巡検解散としました。(65期部長)
この巡検は電気、通信、航空の分野をテーマに埼玉県内で行なったものです。 まずふじみ野駅近辺にて配電用変電所や鉄道変電所を見たのち、東電の送電施設である武蔵赤坂開閉所に立ち寄りました。 その後、アンテナ立ち並ぶ自衛隊大井通信所や米軍所沢通信基地を眺め、所沢航空発祥記念館を見学しました。(65期編集)
今回の合宿では北陸を訪問しました。 1日目は福井を訪問し、東尋坊や永平寺、恐竜博物館をそれぞれ見学しました。 2日目は加賀市内を訪問する分隊と金沢市内を訪問する分隊に分かれて行動しました。 3日目は氷見・七尾を訪問する分隊と高岡・城端を訪問する分隊に分かれて富山に泊まりました。 4日目は富山城址公園の遊覧船に乗り、そこで合宿は解散となりました。 また、延長戦として立山黒部アルペンルートに沿って富山から信濃大町まで横断しました。(65期総務)
夏休みの夕方に実施した巡検です。 天空橋駅から出発しレンガ造旧堤防を眺めたあと、多摩川を渡り、川崎臨海部の工場街を観察しました。 日が暮れるにつれて明かりがともり、後半では工場夜景を楽しむことができました。 延長戦では改札から出られないことで有名な海芝浦駅まで足を延ばし、ホーム上からの景色を楽しみました。(65期編集)
この巡検は、夏合宿に接続する形で行われました。 前哨戦では現在広島北部交通の要衝となっている古市周辺部を、 旧雲石街道や戦後に行われた河川改修などに焦点を当てながらめぐっていきました。 また本隊では広電の1号線と5号線によって囲まれた一帯を歩きながら、 平和都市広島が成立する以前の軍都広島としての特徴や、 近年急速に進んでいる再開発の様子を見て回りました。 こうして広島の特徴を過去と未来の両方からの視点で眺めてみました。(65期庶務)
今回の巡検では、かつて軍都と呼ばれた赤羽・十条の2つの地域を歩き、新旧の地形図を比較しつつ、かつて軍用地であった場所の現在の土地利用を観察しました。 赤羽岩淵駅に集合し、まずは都営桐ヶ丘アパートに向かいました。 ここはかつて工兵作業場、射撃訓練場、赤羽火薬庫などがあった場所でしたが、戦後に団地として開発されました。 続いて、かつて軍用特殊専用線のあったところを整備した赤羽緑道公園を歩き、西が丘方面に向かいます。 西が丘にはかつて東京陸軍兵器補給廠がありましたが、現在では大規模な公共施設や集合住宅が立ち並んでいます。 西が丘からさらに南下し、十条・王子方面に進んでいきます。 かつて東京第二陸軍造兵廠であった場所は現在、大学のキャンパスなどが建ち並んでいます。 かつて東京第一陸軍造兵廠であった場所は現在、自衛隊の十条駐屯地や北区中央公園になっています。 北区中央公園から王子駅まで至り、巡検は解散としました。(65期部長)
隅田川河口周辺域は、江戸時代からの埋め立てにより地形が変化してきました。 潮入の池をもつ庭園として作られた旧芝離宮恩賜公園、浜離宮恩賜公園、築地市場の一角に佇む波除稲荷神社はその歴史を示唆しています。 この巡検では同地域の昔の姿に思いを馳せるものとしました。 渡しの跡や橋が残る月島、区割りや旧町名に造成の痕跡を垣間見られる佃などは、昔ながらの街並みを残しており、周辺の展示施設ではその過程も知ることができました。 東京海洋大学明治丸、越中島貨物駅に立ち寄ったのち、解散としました。(65期編集)
今回の巡検では、代々木公園や新宿中央公園、新宿御苑といった東京都心の公園(緑地)を巡りました。 緑地から都心の地上の風景を眺めながら、原宿や新宿から東京駅まで、起伏の激しい都心を東西に横断しました。 また、聖徳記念絵画館や憲政記念館の見学を通じて、明治以降の日本の歴史を振り返りました。(65期会計)
小平市と東大和市を主な舞台として、武蔵野台地における開発の歴史と、それに伴う環境の変化の様子を観察しました。 武蔵野台地の本格的な開発の端緒は、玉川上水の開削とそれによる短冊状の農地の形成でした。後には広大な用地を利用して工場なども立地するようになり、終戦後軍需工場のうちいくつかは進駐軍基地や公団住宅などに転用されていきます。さらに現在でも都市計画道路の建設などが行われており、これらの開発の歴史によって人々の暮らしは大きく変わってきたといえるでしょう。 今回の巡検では、このような開発の結果現在も残されている水路や土地利用などを観察するとともに、この一帯における広い意味での環境について学びました。(65期地図長)
今回の巡検では渋谷川とその支流の暗渠の上を歩き、暗渠ならではの土地利用や風景などのいわゆる「暗渠サイン」を見つけながら、渋谷区の西側の住宅地の様子も観察しました。 渋谷駅から巡検を開始した後、まず渋谷から原宿までファッション店が並ぶキャットストリートを歩きました。 キャットストリートは渋谷川の暗渠上にあり、暗渠の蓋の脆さに由来する重量制限の標識や、橋の親柱などの暗渠サインを見ることができました。 次に新宿の玉川上水からの分水地点まで歩いた後、渋谷川の支流である宇田川、河骨川の暗渠の上を歩きました。 河骨側は唱歌「春の小川」の舞台となった川であるが、この暗渠でも、大量の水が必要なことから都内では川沿いに多く置かれた銭湯の跡や、車止めなどの暗渠サインを見ることができました。 なお、巡検は宇田川と渋谷川の合流地点である渋谷駅まで戻り、そこで解散しました。(65期総務)
この巡検では渋谷を平日の早朝という比較的人通りの少ない時間帯に歩きました。 早朝でありながらも渋谷の中心部には人影が目立ち、日本随一の繁華街としての風格を漂わせています。 その一方で、小学校の統廃合や廃校の活用問題なども見られます。 こうしたまちとしての顔を観察しつつ、ビル街に埋もれた神社や発展の陰に隠れてしまった史跡に立ち寄り、渋谷の歴史をひもときました。 深夜の井の頭線沿線を歩く前哨戦も実施し、この路線の姿も眺めています。(65期編集)
今回の巡検の舞台は「住宅都市」杉並区。 区の中央部を流れる善福寺川に沿って、杉並区を横断しました。 具体的には、吉祥寺駅を出発し、善福寺公園を経由して日産荻窪工場跡を訪ねた後、荻窪駅南部をめぐり、和田堀公園を抜けて大宮八幡宮に至る約13kmを歩きました。 川沿いに緑を残しつつ、関東大震災後から住宅地として発展を続けてきた杉並区の歴史を垣間見ることができました。(65期編集)
今回の巡検では江戸時代の深川の遺産を巡ると同時に、ここ数十年でめざましい発展を遂げた晴海・豊洲地区との対比を夜景を通して観察しました。 森下駅で集合し、まず葦原広がる深川を干拓し地名の由来となった深川八郎右衛門が創建した深川神明宮を訪問しました。その後、関東大震災後の民間の復興建築として現存する清澄寮や、政府による復興建築である同潤会アパートの遺構などを見てから富岡八幡宮を訪問しました。 次に佃地区を訪問しました。 佃島と旧石川島からなる佃地区では、旧石川島地区の造船所跡に建つ高層マンション群と佃島の江戸時代から変わらない細い短冊状の町割りのコントラストを観察しました。 最後に、2020年の東京オリンピックの選手村の予定地である晴海地区と、流通拠点が置かれ現在では高層マンションの建設が進む豊洲地区を通り、巡検は解散いたしました。(65期総務)
今回は、研究学園都市として有名なつくば市を訪問しました。 午前中は地理部の聖地である国土地理院(地図と測量の科学館)で、測量に使われるVLBI(超長基線電波干渉法)アンテナや、くにかぜ1号機などの展示物を見学しました。 午後は地質標本館、サイエンス・スクエアつくば、筑波宇宙センターを訪問し、自然科学分野の研究内容を見ました。その後つくば駅まで戻り、解散としました。 (65期地文研担)
高級住宅街として知られる白金、高輪、北品川御殿山と下町情緒残す北品川東部を巡りました。 白金や高輪は戦前の近代建築が多く残っており、地域のシンボルともなっているそれらの建築物を巡りました。 御殿山も高級住宅街として知られ、森トラストの再開発地域、御殿山トラストシティが地域のシンボルとなっています。 対して北品川の東部は品川宿の雰囲気を残す下町ととなっておりそのコントラストを観察しました。(65期総務)
今回の巡検では、川崎市幸区を歩き、新旧の地形図を比較しつつ、かつて工場があった場所の現在の土地利用を観察しました。 大田区内の東急多摩川線矢口渡駅に集合し、多摩川大橋を渡って川崎市幸区に入り、小向東芝町を訪れました。 ここにはその名の通り、東芝の小向事業所があります。 多摩川河川敷に出て、川崎競馬練習馬場や戸手4丁目のスーパー堤防を観察した後は、河原町団地を訪れました。 河原町団地は東京製綱川崎工場の跡地に1972年に建設された団地です。 河原町団地からは貨物線廃線跡を経由し、川崎駅に至り、東芝川崎事業所の跡地であるラゾーナ川崎プラザで昼食休憩としました。 昼食後は東芝未来科学館を訪問し、その後工場跡地がマンションとなった事例を確認しつつ新川崎駅まで歩き、巡検は解散としました。(65期部長)
渋谷にてコンパを行いました。(65期広報)
今回の巡検は、明治期から現在まで大学や書店などが建ち並ぶ教育と文化の中心として栄えてきたお茶の水周辺の文化の歴史の痕跡や、神田川の掘削跡や廃河川など江戸時代までさかのぼる治水の跡を巡り、現在に至る地域全体の発展の道筋をたどりました。(65期総務)
渋谷にてコンパを行いました。(65期広報)
駒場キャンパスにて部員確定部会を行いました。(65期広報)
中央線を西に向かって進み立川から青梅線に入ると青梅に到着します。午前の部では青梅市街の塩船観音寺や鉄道公 園を見学し、青梅駅周辺の昭和レトロな商店街も回りました。午後は青梅線で古里駅まで向かい多摩川峡谷沿いに奥 多磨駅まで向かいました。奥多摩周辺は東京都とは思えないほどの大自然が広がっており、尾根を越えるため登山も 軽く行いました。(65期総務)
毎年恒例の山手線一周巡検を今年も実施しました。 駒場から渋谷駅まで歩き、そこから外回り(時計回り)にJR山手線沿いを一周するという、総歩行距離40km以上、かかった時間17時間以上の壮大な巡検でしたが、新入生からOB・OGの方まで100名以上の方々にご参加頂き、無事終えることができました。(65期部員)
古くから荒川は水害をもたらしてきたことで知られ、人々の水害との闘いの痕跡は至るところでみることができます。 今回の巡検では、この荒川の河口部周辺を歩き、葛西臨海公園の防災機能を眺めたほか、埋め立て前に高潮から地域を守ってきた旧葛西臨海堤防や海岸水門に立ち寄りつつ、以前の海岸線をたどりました。 途中、拡張の進む南砂町駅ほかメトロの施設にも立ち寄りました。(65期編集)
北総線千葉ニュータウン中央駅に集合した後、県立北総花の丘公園を訪れました。 ここは北総地域で最大級の都市公園で、四季色とりどりの花々を楽しむことが出来ます。 次に全国的にも大規模と言えるイオン千葉ニュータウン中央店に立ち寄り、昼食休憩としました。 その後企業ビルが立ち並ぶ大塚地区を訪れました。過去に国土交通省から都市景観100選に選ばれています。 続けて住宅地を視察し、関東の駅100選に選ばれた印旛日本医大駅を経由して印旛沼公園へ移動しました。 ここは師戸城跡に作られた公園で、典型的な沼城の造りや印旛沼を見ることができます。ここにて解散としました。
今回の巡検では、歩きながらお台場の歴史を概観するとともに、公園や遊歩道が計画的に整備された新しい街としてのお台場を感じました。 JR田町駅に集合し、海側へとまっすぐに歩いていき、レインボーブリッジを歩いて渡りました。 レインボーブリッジからは第三台場や第六台場などを見ることが出来ました。 第三台場を公園にしたものである台場公園を訪れた後、ダイバーシティ東京プラザに至り、ここで昼食休憩としました。 昼食後はフジテレビ本社ビルに向かい、球体展望室(はちたま)に入場しました。 その後は潮風公園やシンボルプロムナード公園を歩きながら、テレコムセンターや東京ビッグサイトを見て、国際展示場駅にて巡検解散としました。(65期部長)
渋谷にて新歓コンパを行いました。(65期広報)
横浜の沿岸部、関内と言われる地域の近代建築を主にめぐりました。 みなとみらいから赤煉瓦倉庫や馬車道、山手の近代建築を観察し、モダンな雰囲気を今もなお保ち続けている横浜の魅力を再発見した巡検でした。 開港記念館にみられる明治特有の建築様式や県庁の帝冠様式、ホテルニューグランドに見られる関東大震災の復興建築などさまざまな近代建築を観察することができました。(65期総務)
根岸線には横浜市街を通る区間の他に、ニュータウンを抜ける区間と海に近い工場地帯の脇を通る区間があります。 当巡検はこの路線に沿って歩き、港南台をはじめとしたニュータウンと海沿いの工場地帯を眺めるものとしました。 また、もう一つの目的として明治期から現在に至るまでの埋め立てによる土地の変化を知るべく、埋め立て前の海岸線をたどりました。 折しも桜が見ごろを迎えており、巡検の最後には三溪園で花見を楽しむことも出来ました。(65期編集)
また、Twitter(@UT_Chiribu)では最近の地理部の活動の様子をより詳しく知ることができます。