東京大学地文研究会地理部
2016年度の活動記録はこちらから

2017年度の活動記録

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12月

巡検12月10日() 都県境・丘陵開発巡検

東京都と神奈川県にまたがる多摩丘陵を歩き、都県境付近にまで広く開発が及んでいる様子を観察しました。稲城市の上平尾地区では、今まさに造成が進んでいるのを見ることができました。その他にも、町田市・川崎市・横浜市を歩き、有り余る住宅需要に応えて数多く建設された団地・住宅地を見て回りました。一見同じように見えても、それぞれ独特な景観を形成していることがよくわかりました。(66期部員)

新ゆりグリーンタウン

新ゆりグリーンタウン

奈良北団地

奈良北団地

コンパ12月3日() 駒場祭打ち上げ2017

渋谷にて駒場祭の打ち上げを行いました。これをもって66期から67期への代替わりとなります。(66期広報)

巡検12月2日() 東大進級巡検

今回の巡検では、東大の駒場Tキャンパスから本郷キャンパスまで、駒場Uキャンパス、代々木公園、明治神宮、靖国神社、千鳥ヶ淵戦没者墓苑、江戸城址、学士会館など、東大や日本の近代史にまつわる地を巡りながら歩きました。66期が役職者を務める最後の巡検で、無事に前期課程生から後期課程生へと進級を果たすことができました。(66期広報)

毎年東大の入学式が行われる日本武道館

毎年東大の入学式が行われる日本武道館

「東京大学発祥の地」の碑が立つ学士会館

「東京大学発祥の地」の碑が立つ学士会館

11月

その他11月24日(金)〜26日() 第68回駒場祭

第68回駒場祭にて、立体地図の展示と玉こんにゃくの販売を行いました。(66期広報)

巡検11月18日() 多摩田園都市巡検2017

今回の巡検では、東急が田園都市線の建設に合わせて開発を行った多摩田園都市の一部を歩きました。午前中は多摩田園都市で最初に開発が行われ、その後のモデルケースとなった野川地区を歩き、午後はたまプラーザ団地や美しが丘の住宅地など、歩車分離が勧められた住宅街を巡りました。その後は近郊農業の保全の為に市街化調整区域となっている保木地区を通って、あざみ野駅まで歩きました。(66期企画室長)

美しが丘のクルドサック

美しが丘のクルドサック

保木地区から住宅街を臨む

保木地区から住宅街を臨む

巡検11月12日() 大船・ドリームランド巡検

今回の巡検では、午前中は大船エリアに、午後は旧ドリームランドモノレール沿線に焦点を当てながら散策しました。北鎌倉駅を出発し、六国見山森林公園を経由して松竹大船撮影所跡に向かいました。撮影所跡では、撮影所がかつて大船の地にあったことがわかるものを見学しました。午後は、旧ドリームランドモノレール沿線を歩き、このモノレールが急勾配であったことを体感し、渋滞の名所であった原宿交差点を経由して横浜ドリームランド跡地に到着しました。横浜薬科大学や俣野公園といったドリームランド跡地の活用を見て回り、俣野公園・横浜薬大バス停で解散としました。(67期部員)

松竹大船撮影所のマンホール

松竹大船撮影所のマンホール

横浜薬科大学とホテルエンパイア

横浜薬科大学とホテルエンパイア

巡検11月5日() 高島平巡検

板橋区北西、荒川の氾濫原の徳丸が原と呼ばれた肥沃な田園地帯に1970年代、住宅公団の手によって大規模に開発された公団最大の住宅団地高島平団地、および同時期に開発が進んだ高島平地域全般の様子を見て回りました。計画的に作られた高層の住宅団地とそれを取り巻く緑地の様子や、地区によって異なる土地利用のされ方を観察しました。(66期総務)

高島平団地1

高島平団地1

高島平団地2

高島平団地2

高島平団地3

高島平団地3

都営西台アパート

都営西台アパート

巡検11月3日(金・) 三鷹巡検

今回の巡検では、企画者が住んでいる東京大学三鷹国際学生宿舎(三鷹寮)を中心に、三鷹市東部やその周辺地域を歩きました。午前中は三鷹台駅から三鷹台団地の北側を経由して吉祥寺駅まで歩きました。坂やカーブの多い道を通りながら、住宅地の様子を見て回りました。昼食後、まずは井の頭公園を訪れました。三連休ということもあり親子連れを中心に多くの人で賑わっていました。その後、杏林大学井の頭キャンパスを経て東大三鷹寮を見学しました。その後は海上技術開発研究所裏や新川・島屋敷通り団地、外環道建設現場、烏山寺町を巡り、久我山駅で解散としました。(67期部員)

家族連れなどで賑わう井の頭公園

家族連れなどで賑わう井の頭公園

東京大学三鷹国際学生宿舎

東京大学三鷹国際学生宿舎

10月

巡検10月23日(月)〜24日(火) 夜の墨東巡検

墨田川東岸の地域を、江戸時代以来整備されてきた運河と、関東大震災と東京大空襲という二つの災害からの復興をキーワードに、夜通しで歩き通しました。下町情緒あふれる街並みの中に、東京スカイツリーや箱崎ジャンクションなどの巨大な構造物が点在するほか、近年では巨大団地だけでなく、高層マンション・オフィスビルの建設が進んでいます。最後は物流の拠点となっている新砂を通り、夢の島公園で朝日を拝みました。(66期地図長)

夜の箱崎ジャンクション

夜の箱崎ジャンクション

夢の島公園から眺めた日の出

夢の島公園から眺めた日の出

巡検10月14日() 東京近代建築巡検

今回の巡検では、港区北部の広尾、六本木、青山エリアを、特徴的なデザインを有する建築物に焦点を当てながら散策しました。まずは広尾駅から出発し、億ションとして有名な広尾ガーデンヒルズを経由して根津美術館に向かいました。根津美術館では、建築家隈研吾が設計した本館に展示されている美術品や日本庭園を鑑賞しました。次に、六本木ヒルズ、東京ミッドナイトを巡り、都市再開発がどのようなコンセプトで行われたのかを観察しました。その後は北に進み、青山通りを抜けて明治神宮外苑の新国立競技場建設現場を見た後、赤坂迎賓館の前庭を見学し、四谷駅で巡検を解散としました。(66期部長)

21_21 DESIGN SIGHT

21_21 DESIGN SIGHT

赤坂迎賓館

赤坂迎賓館

巡検10月8日() 調布・小金井巡検

国分寺から田園調布にかけてには、かつての多摩川が武蔵野台地を削った崖、国分寺崖線が走っています。今回の巡検では、この国分寺崖線のうち調布・三鷹・小金井市の部分を歩き、崖線沿いの豊かな自然や歴史を味わいました。調布駅を出発し、国分寺崖線に刻まれたスリバチ地形に作られた深大寺野草園を見学した後、深大寺を参拝し、深大寺そばを食べて昼食休憩としました。昼食後、野川公園や武蔵野公園を散策して、国分寺崖線沿いに残された自然を満喫しました。途中で国立天文台にも立ち寄り、武蔵小金井駅で解散としました。(66期副地図長・地文研担当)

深大寺

深大寺

野川公園の自然観察園

野川公園の自然観察園

巡検10月1日() 高尾巡検

巡検前半では高尾駅周辺を見て回り、高尾に人を集めてきたものの一つである武蔵陵墓地にも訪れました。後半では高尾山に登り、薬王院を参拝したのち山頂に至りました。今や世界的にも名のある高尾の魅力を再確認することができました。(66期総務)

高尾駅

高尾駅

薬王院

薬王院

9月

巡検9月30日() 川口巡検

東京からほど近く、江戸時代には日光御成街道の宿場町、戦前には金属加工を中心とした工業の街、そして今は東京のベットタウンと時代の移り変わりと共に変貌していった川口の街を歩いた。近年市北西部を中心に外国人が大量に流入し、独自のコミュニティを形成している様子や、工場跡が超高層マンション群へと急激な変貌を遂げている特徴的なまちの現状を見ることができた。(66期総務)

川口芝園団地

川口芝園団地

工場に掲げられた看板

工場に掲げられた看板

エルザタワー55

エルザタワー55

コンパ9月23日() リアルTMC後コンパ

Aセメスターの開始を前に渋谷でコンパを開催し、部員間の親睦を深めました。(66期広報)

巡検9月23日() リアルTMC2017summer

東大前名鉄研究会様が頒布している「TMCカードゲーム」を用いて、東京メトロ・都営地下鉄を舞台としたゲーム企画を行いました。(66期副地図長・地文研担当)

TMCカードゲーム

TMCカードゲーム

巡検9月8日(金) 夕張巡検

かつて産炭地として大いに栄えたが採炭業自体がエネルギー革命・鉄鋼不況により衰退し、新たな産業として観光を興そうとしたが時代や立地に恵まれずあまり上手くいかず財政破綻状態に陥り、病院や小学校の閉鎖といったマイナスの施策が行われた限界の街として知られるようになってしまった夕張の街を歩きました。炭坑住宅が多く残される清水沢地区、観光業を興そうとしてあまり上手くいかなかった夕張本町地区をまわり、住宅地は9割の人口が減少して空洞化して多くが廃虚化、テーマパークを目指してつくられて放棄された建物が存在するこの街の現状を知り、また限界の街をどうにかしようという努力もわずかながらに確認することが出来ました。(66期総務)

清水沢・清陵町

清水沢・清陵町

清水沢地区の新しい住宅

清水沢地区の新しい住宅

石炭の歴史村跡地

石炭の歴史村跡地

夕張本町の廃墟

夕張本町の廃墟

合宿9月5日(火)〜8日(金) 秋合宿2017

今回の合宿では、前哨戦として青森県を訪れたのち、北海道の道南・道央を観光しました。前哨戦は弘前からスタートし、弘前城を見学して青森で一泊、そして津軽海峡フェリーで北海道に上陸しました。本隊一日目は函館に滞在し、五稜郭や函館山といった著名な観光名所を巡りました。二日目は3つの分隊で行動し、函館朝市や大沼公園、小幌駅を訪れました。三日目は、洞爺湖や有珠山を観光する分隊と、登別温泉を観光する分隊で行動しました。四日目は札幌で朝を迎えたのち解散となりました。(66期総務)

弘前城天守

弘前城天守

函館山の夜景

函館山の夜景

大沼公園

大沼公園

昭和新山と洞爺湖

昭和新山と洞爺湖

8月

巡検8月26日() 蒲田温泉巡検

東大温泉サークルOKRとの合同開催で行われ、昭和の雰囲気が残る蒲田の街並みを、暗渠と運河、街道の“スジ”を手掛かりに辿る巡検でした。かつては水運や生活用水のために多くの水路がひかれましたが、水運の衰退や公害問題などを理由に多くが暗渠化(埋め立て)され、まっすぐではない不規則な道や細長い緑地にその面影を残しています。工場の移転による跡地の再開発も進み、街の様子は変わってきています。巡検が終わったら腐植質に富む冷たい黒湯の温泉に入りました。(66期地図長)

暗渠を含む七本の道が交わる「七辻」

暗渠を含む七本の道が交わる「七辻」

新呑川の開削で暗渠化された旧呑川は公園になっています

新呑川の開削で暗渠化された旧呑川は公園になっています

巡検8月11日(金) 名塩・三田巡検

前半戦は福知山線開通に伴い急激に開発が進められた北摂三田ニュータウン、西宮名塩ニュータウンを見て回りました。三田地区では北米的、純日本的な2種類の良好な住宅街を目指して建設が進められたカルチャータウン、市内最大規模を誇るウッディタウン、地区内の深い谷が特徴的に生かされたフラワータウンの順に散策しました。後半は西宮名塩に移動し、斜面地にへばりつくように建設された特徴的な住宅街の様子を見て、旧福知山線の廃線跡を歩き、生瀬駅で解散としました。当該地区における、良好な住宅街を大規模に建設しようという試み、そしてその現状をうかがい知ることが出来ました。(66期総務)

カルチャータウン

カルチャータウン

ウッディタウン

ウッディタウン

フラワータウン

フラワータウン

西宮名塩ニュータウン

西宮名塩ニュータウン

合宿8月7日(月)〜10日(木) 夏合宿2017

山口県、福岡県、大分県の順に観光しました。前哨戦ではSLやまぐち号に乗り、伝統的なまちなみが多く残される津和野を観光し、萩で一泊したのち観光しました。本隊1日目は秋芳洞を観光したのち、関門トンネル人道を歩くか関門渡船に乗船して関門海峡を渡り、小倉で宿泊しました。本隊2日目は筑豊の炭田地帯を見る分隊、福岡で自由に観光する分隊、猫の島として知られる相島を訪れる分隊に分かれ、柳川で宿泊しました。本隊3日目は日田・由布院を観光する分隊と柳川を観光する分隊に分かれ、別府で宿泊しました。翌朝別府で解散した後、別府を自由に観光して宇佐八幡宮に参拝し、阪九フェリーに乗船して神戸に向かう延長戦を実施しました。(66期総務)

SLやまぐち

SLやまぐち

秋芳洞

秋芳洞

日田豆田町のまちなみ

日田豆田町のまちなみ

別府海地獄

別府海地獄

7月

巡検7月10日(月) 夜の田都を徘う巡検

この巡検では、主に東急田園都市線の二子玉川から鷺沼の沿線を夜間に見て回りました。再開発によって商業地が集う二子玉川駅から二子橋を渡って神奈川県に入り、溝の口までは大山街道の歴史ある街並みを辿りました。溝の口からは多摩田園都市に入り、高低差の激しい丘陵と東急主導でつくられた街の様子を観察しました。夜間に行われたとあって、人通りも比較的少なく、昼間とは違った一面を見ることができました。(66期隊長・コール)

極めて急勾配の馬坂

極めて急勾配の馬坂

梶ヶ谷貨物ターミナル駅

梶ヶ谷貨物ターミナル駅

巡検7月8日() 川崎鶴見臨港巡検

今回の巡検では、日本有数の工業地帯である京浜工業地帯の中心部である、鶴見・川アの臨海部を巡りました。鶴見駅から出発し、昭和初期の面影を今に残す国道駅や、電車でしか訪れることが出来ない海芝浦駅、貨物線の線路が並ぶ浜川崎駅など、工業地帯を走るJR鶴見線ならではの特徴的な駅を訪問しました。2016年3月に開業したばかりの小田栄駅周辺を歩いた後は、工場の街の雰囲気を感じ取りながら貨物線に沿って歩きました。最後は川崎港海底トンネルを経由して千鳥町と東扇島を訪れ、工場夜景を鑑賞しました。(66期部長)

海芝公園

海芝公園

川崎マリエン展望室からの夜景

川崎マリエン展望室からの夜景

巡検7月4日(火) 夜の小田急線巡検

東大駒場キャンパスを出発し、代々木上原駅から小田急線沿いを西に向かって歩きました。代々木上原〜梅ヶ丘間では地下化・複々線化の工事が進んでいる様子を見たほか、下北沢周辺では谷の地形を感じながら歩きました。梅ヶ丘駅からは北沢川緑道を進んでいきましたが、悪天候のため豪徳寺駅に到着した時点で解散と致しました。(66期総務)

下北沢駅近くの暗渠

下北沢駅近くの暗渠

下北沢の繁華街と井の頭線の高架

下北沢の繁華街と井の頭線の高架

巡検7月2日() 京都巡検

794年の平安京遷都から明治維新まで日本の中心として栄えた千年の都、京都。特にその東側、祇園・東山には、由緒ある寺社仏閣や伝統的な町並みが数多く残されています。今回の巡検では、東京近郊を離れ、日本の歴史と伝統を感じられる都市、京都を地理の視点から観察しました。伏見稲荷神社から出発し、東福寺、清水寺、高台寺、八坂神社に立ち寄りながら京都盆地の東側の端に沿って北上し、最後は南禅寺で京都の復興を支えた琵琶湖疏水のインクラインと水路閣を鑑賞しました。(66期部長)

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社

高台寺

高台寺

6月

巡検6月25日() 川越巡検2017

蔵のまちをはじめ、多くの観光客で賑わう小江戸川越の歴史的まちなみや、多くの神社仏閣、城下町時代の名残を見て回りました。川越のまちの歴史の深さや、良好な保全状況、急増する観光客に狭い道で対応し切れていない様子をうかがい知ることができました。(66期総務)

蔵づくりの街並み

蔵づくりの街並み

川越城本丸御殿

川越城本丸御殿

時計塔

時計塔

喜多院

喜多院

巡検6月24日() 多摩飛行機巡検

立川市・昭島市・福生市・東大和市を訪れ、かつては飛行場や飛行機工場が多く存在していた場所の現在の様子を観察しました。東大和駅周辺には日立航空機立川工場がありましたが、その変電所が戦災遺跡として保存されていました。横田基地の周辺では、大通りに面してアメリカンな店が立ち並んでいるのが印象的でした。立川飛行場跡地周辺では、広大な敷地を利用して公園やショッピングモールへと再開発された様子や、広域防災基地としての機能を果たすべく整備された様子を見ることができました。(66期総務)

旧日立航空機立川工場変電所

旧日立航空機立川工場変電所

福生ベースサイドストリート

福生ベースサイドストリート

巡検6月21日(水) 夜の東横線巡検

今回の巡検では、前日の夜に行われたみなとみらい巡検から接続し、東急東横線に沿って菊名から渋谷まで歩きました。大倉山からの夜景や、綱島駅のバスターミナル、元住吉検車区、再開発が進む武蔵小杉、高級住宅街として有名な田園調布、高架下の開発が進む都立大学駅〜中目黒駅などを見ながら夜通し歩き、翌朝に渋谷駅に到着しました。第38回山手線一周巡検以来の深夜巡検となりましたが、今回は郊外の夜の街の姿を観察することができました。(66期部長)

深夜の日吉駅

深夜の日吉駅

丸子橋から多摩川を臨む

丸子橋から多摩川を臨む

巡検6月20日(火) みなとみらい巡検

今回の巡検では、西洋文化が色濃く残る横浜港周辺や、ウォーターフロント開発が進むみなとみらい21地区、坂が多い神奈川区の住宅地を観察しました。元町・中華街駅からスタートし、山下公園と港の見える丘公園を経由して山手に向かいました。洋館や学校が立ち並ぶ閑静な雰囲気を感じながら歩き、下田長屋の坂を下りて元町商店街に出ました。少し歩いて中村川を渡った後は、街路の区割りに注目しながら横浜中華街を進み、日本大通り駅に出ました。日本大通り駅からは、横浜三塔と呼ばれる近代建築群のライトアップや、高層ビルが立ち並ぶみなとみらい21地区の夜景を楽しみながら横浜駅まで歩きました。横浜駅からは東横線の旧地上線跡や暗渠に沿って北進し、菊名駅で巡検を解散としました。(66期部長)

神奈川県庁本庁舎(キングの塔)

神奈川県庁本庁舎(キングの塔)

象の鼻パークから赤レンガ倉庫を臨む

象の鼻パークから赤レンガ倉庫を臨む

巡検6月18日() 滝坂道巡検

江戸時代に甲州街道が整備される前、府中と江戸を結ぶ道は調布市の滝坂まで甲州街道を通ったのち、経堂を経由し渋谷の道玄坂につながっていました。この道を滝坂道といいます。この巡検では、この滝坂道を踏破するべく、渋谷駅から京王線のつつじヶ丘駅まで歩きました。滝坂道は世田谷区内で目黒川の支流である北沢川と烏山川の間にある丘を通っており、かつてそこに作られた世田谷城と、その跡地に作られた豪徳寺の歴史を学びました。(66期副地図長・地文研担当)

渋谷の道玄坂上にある滝坂道の道標

渋谷の道玄坂上にある滝坂道の道標

豪徳寺

豪徳寺

合宿6月10日()〜11日() 新歓合宿2017

2017年の新歓合宿では、長野県諏訪市・南牧村と山梨県清里町に向かいました。1日目は諏訪湖や諏訪大社を見学し、2日目は野辺山高原や清里を分隊に分かれてまわりました。1970年以降の代表的な避暑地ということもあり6月にも関わらず冷涼な気候で快適に過ごすことができました。(66期総務)

諏訪大社下社秋宮

諏訪大社下社秋宮

平沢峠

平沢峠

巡検6月3日() つくば巡礼2017

6月3日は「測量の日」です。これは、1949年6月3日に「測量法」が公布されたことに由来します。この「測量の日」に合わせ、地理部にとっての聖地である、つくば市の国土地理院の地図と測量の科学館を訪問しました。聖地を訪れるので、普段の「巡検」とは異なり「巡礼」です。また、国土地理院の他に産総研のサイエンス・スクエアつくばと地質標本館、JAXAの筑波宇宙センターを訪問しました。(66期副地図長・地文研担当)

航空測量に使われた「くにかぜ」

航空測量に使われた「くにかぜ」

H-Uロケット

H-Uロケット

コンパ6月2日(金) 五月祭打ち上げ2017

渋谷にて五月祭の打ち上げを行いました。(66期広報)

5月

巡検5月28日() 県央の道を貫く巡検

この巡検では神奈川の県央地域を、道路そのものに焦点を当てて歩きました。午前中は、圏央道と現在建設中の新東名高速道路のジャンクション・海老名南JCTや、特徴的な構造をした海老名JCTを訪ね、その立体交差に想いを馳せました。昼食休憩では日本最大級のサービスエリア・海老名SAにて昼食を取り、話題のメロンパンに舌鼓を打ちました。午後からは、首都圏では珍しい鉄路で行けない街・綾瀬市に行しました。拠点となる鉄道駅が市の外縁にあるため、地理的な中心地域に農業地帯が広がる珍しい都市構造です。その後は厚木飛行場のそばを通りつつ、大和市の桜ヶ丘駅にて解散しました。(66期隊長・コール)

建設中の海老名南JCT

建設中の海老名南JCT

綾瀬市の商店街

綾瀬市の商店街

巡検5月27日() 皇居一周巡検2017

皇居周辺は、過去と現在、自然と人工の対比を包摂する絶好の散歩コースである。本巡検では、この対比をテーマに巡検を企画した。大手門を発ってまず向かうは、旧江戸城の本丸であった皇居東御苑である。江戸城の遺構を見て回り、かつての政治の中心地に思いを馳せた。平川門を出て北上すると、神保町の古書街が見えてくる。古書に囲まれて過ごす昼食後のひとときは、いかんとも言い難い。さて、次に向かったのは北の丸公園、そして靖国神社である。日本人ならば説明は不要であろう。国会議事堂前庭では、日本水準原点を視察した。最後に皇居外苑を抜けて出発地の大手門に戻る。ここが最も自然と人工が生える区間だ。 合計約8キロという短めの距離であったが、見どころが多いゆえ時間がかかる巡検であった。(66期新歓長・渉外)

国会議事堂前庭の日本水準原点。あらゆる水準点の基準である。造りの堅牢さもエモい。

国会議事堂前庭の日本水準原点。あらゆる水準点の基準である。造りの堅牢さもエモい。

皇居外苑から見たオフィス街。広々とした緑地地帯向こうにオフィスビルが所狭く立ち並ぶ。

皇居外苑から見たオフィス街。広々とした緑地地帯向こうにオフィスビルが所狭く立ち並ぶ。

その他5月20日()〜5月21日() 五月祭

東京大学本郷キャンパスで行われた第90回五月祭において、「立体地図展示」と称して、日本列島の立体地図の展示を行いました。部員が立体地図を解説する「立体地図ツアー」も今年初めて開催し、好評を博しました。(66期広報)

巡検5月14日() 見沼田圃巡検

今回の巡検では,首都圏に残された数少ない大規模緑地である見沼田圃を見て回りました。この地域は元々見沼という沼だったところを干拓し田圃にした場所で、戦後その遊水機能が評価され開発が制限されてきました。前半は、開発され公園・緑地となっている場所や、耕作放棄され荒れ地となり公園化が予定されている場所をみました。後半は、見沼代用水西縁に沿って歩き、用水の外側は住宅地、内側は農地となっている様子を観察しました。(66期会計)

大宮氷川神社

大宮氷川神社

見沼代用水

見沼代用水

巡検5月13日() 江戸東京運河巡検

江戸時代、水運は主要な交通手段として位置付けられていました。特に江戸城の東側の低地には多数の堀や運河が築かれ、江戸、そして東京の発展の礎となりました。今回の巡検では、隅田川河口付近の堀や運河に沿って歩き、その現在の姿と歴史的足跡を観察しました。日本橋駅で集合し、日本橋川、隅田川沿いに歩いて月島駅に向かいました。工場跡地に高層マンションが建った石川島と江戸時代の町並みが残る佃島の景色が対照的でした。月島西仲通り商店街でもんじゃを食べた後は相生橋を渡って江東区に入り、小名木川をはじめとする河川と堀を埋めて造られた公園を巡りながら東に進み、大島駅で解散としました。(66期部長)

佃島から石川島を臨む

南柏の野馬土手

大島川西支川

大島川西支川

コンパ5月8日(月) 部員確定部会後コンパ2017

部員確定部会終了後、渋谷にてコンパを行いました。(66期広報)

部会5月8日(月) 部員確定部会2017

駒場キャンパスにて部員確定部会を行い、新入生を正式な地理部の部員として迎え入れたほか、新入生の投票により合宿の行き先を決定しました。(66期広報)

巡検5月7日() 柏・我孫子巡検

今回の巡検では、南柏から我孫子まで、常磐線に近いエリアを歩きました。午前は江戸幕府の牧場跡や昭和前期の競馬場跡を巡り、柏はなにかと馬に縁がある街だったことが窺えました。午後は手賀沼周辺に足を伸ばし、中世の香取の海から昭和の水質悪化、そして現在の治水事業までの歩みを見学しました。延長戦ではレンタサイクルを使って旧沼南町域まで快走し、対岸の我孫子に渡って大正時代の景勝地の雰囲気を感じつつ解散としました。(66期部員)

南柏の野馬土手

南柏の野馬土手

北千葉第二機場

北千葉第二機場

巡検5月3日(水・) 南北千住巡検

隅田川を隔てて向かい合う南千住と北千住という二つの街を、日光街道の宿場として発展した江戸時代、工場などの再開発が進み、下町でありながら団地が増えた昭和時代、ウォーターフロントなどの再開発が進み外国人観光客も増えている平成時代の三つの時代を切り口に歩きました。歴史ある寺社、昔ながらの商店街、昭和に建てられた団地などの懐かしい場所が多かった一方で、川べりのタワーマンション、新しい大学のキャンパスなどの最新の施設も多く、様々な景色を楽しめました。途中ではおやつの買い食いをみんなでして、楽しく歩き通しました。延長戦では山谷と吉原も訪れ、街の個性を強く感じました。(66期地図長)

江戸時代後期に建てられた商家・横山家。日光街道の宿場としての歴史を感じる

江戸時代後期に建てられた商家・横山家。日光街道の宿場としての歴史を感じる

北千住と南千住の間にかかる汐入橋の両側には、タワーマンションが建ち並ぶ

北千住と南千住の間にかかる汐入橋の両側には、タワーマンションが建ち並ぶ

4月

巡検4月28日(金)〜4月29日(土・祝) 第38回山手線一周巡検

毎年恒例の山手線一周巡検が今年も無事開催されました。駒場キャンパスから渋谷まで歩いた後は,1日がかりで山手線を外回りに一周しました。普段は味わえない,世界都市東京の夜中・早朝の雰囲気を楽しむことができました。部員およびOB・OGの方々合わせて100人を超える,もはや地理部の一大イベントともいえる大規模な巡検でした。(66期隊長・コール)

巡検4月23日() 築地・豊洲巡検

今回の巡検では、築地市場移設問題で揺れる築地市場や豊洲新市場、2020年東京五輪での使用が予定されている選手村建設現場などを巡りました。まずは新橋駅から浜離宮恩賜庭園に足を運んだ後に築地市場へ行き、賑わいを見せる築地場外市場で昼食を取りました。午後は築地本願寺訪問後に晴海に向かい、東京五輪の選手村予定地を地上と客船ターミナルの展望台から観察しました。豊洲では周辺の整備が進んでいない豊洲新市場の様子を概観し、2020年東京五輪でバレーボールなどが行われる有明アリーナの建設予定地を経て、東京五輪でメディアセンターが置かれる東京ビッグサイトで解散としました。(66期広報)

晴海客船ターミナル展望台から眺める東京五輪選手村予定地

晴海客船ターミナル展望台から眺める東京五輪選手村予定地

周辺の開発が遅れている豊洲市場正門

周辺の開発が遅れている豊洲市場正門

巡検4月22日() 新宿巡検2017

新宿区北部の、高層ビルの建ち並ぶ新宿駅周辺とは異なったディープな地域を訪れました。まずはおとめ山公園で顕著に見られる、神田川を中心とした河川が作り出す高低差が見どころの落合地区を見ました。次に、かつて大名庭園として山手線内最高峰ともなった人口の山(箱根山)が築かれた荘園が、明治に入り軍関係施設となり、戦後は戸山団地が建てられ、高齢化が深刻化する戸山地区、そして最後に江戸時代に鉄砲隊が置かれていたころの名残を残す短冊状の地割りが特徴的で、今はコリアンタウンとして有名となった大久保地区を見て回りました。(66期総務)

おとめ山公園

およめ山公園

戸山団地

戸山団地

コンパ4月19日(水) 新歓コンパ2016

渋谷にて新歓コンパを行い、新入生と交流を深めました。(66期広報)

巡検4月16日() 多摩NT巡検2017

国内最大級のニュータウンである多摩ニュータウンを東から西に見て回り、どのような町づくりが行われてきたのかを地区ごとに観察しました。初期に開発された地区は、歩車分離が徹底され、中層の団地が主であることが特徴なのですが、時代を経るごとに、団地が低層化・高層化したり、公園や緑地といったオープンスペースが増えたりと、町並みが微妙に変化していったことが感じ取れました。また、国内最大規模とも言える建て替えが行われた団地も訪れ、幅広い年齢層が入居して生まれ変わった団地の姿を見ることができました。(66期総務)

若葉台の町並み

若葉台の町並み

建て替えが行われた諏訪二丁目団地

建て替えが行われた諏訪二丁目団地

鶴牧東公園からの展望

鶴牧東公園からの展望

南大沢の団地

南大沢の団地

巡検4月15日() お台場巡検2017

毎年恒例のお台場巡検です。平成になってから臨海副都心として開発が進んだ人工島、お台場の多様な土地利用を観察していきます。田町駅から出発し、高層マンションが立ち並ぶ芝浦アイランドを抜けてレインボーブリッジの遊歩道を渡りました。レインボーブリッジを渡りきった後は台場公園に向かい、ここで自己紹介を行いました。台場公園には、「台場」という地名の由来である、黒船来航の際に江戸幕府が軍事目的で設置した砲台の跡が残っていました。その後はお台場海浜公園に沿って歩き、2012年に開業したばかりの複合商業施設、ダイバーシティで昼食休憩としました。昼食休憩後はフジテレビの球体展望室「はちたま」に登った後、お台場海浜公園と都立潮風公園の中を通って船の科学館に向かい、初代南極観測船「宗谷」を見学しました。その後はプロムナード広場や夢の大橋などのお台場らしいゆとりある空間を散策し、東京ビッグサイトを見てから国際展示場駅に向かい、そこで解散としました。(66期部長)

お台場フジテレビ

お台場フジテレビ

初代南極観測船「宗谷」

初代南極観測船「宗谷」

巡検4月9日() 本郷巡検

今回の巡検では、本郷や御茶ノ水周辺を歩くことで、文京区の「文の京」たる所以を探りました。まず千代田線千駄木駅から根津神社を通り東京大学本郷キャンパス内に入り、関東大震災後に内田祥三教授によって建てられた建築の数々(内田ゴシックと呼ばれる)や、赤門や三四郎池といった前田家の大名屋敷の跡を見学しました。その後、湯島天神に参拝し、三菱財閥3代目の岩崎久弥の邸宅であった旧岩崎邸を訪問しました。続いて神田明神、ニコライ堂を見学し、お茶の水から小川町にかけての駿河台の地形を観察しました。そのあとは本郷に戻り、宮沢賢治や樋口一葉の暮らした菊坂を歩き、文京シビックセンターの展望ラウンジで解散としました。(66期副地図長・地文研担当)

神田明神

神田明神

菊坂

菊坂

巡検4月8日() 駒場巡検2017

新歓期最初の巡検として毎年恒例の駒場巡検では、毎年、駒場や大橋、代官山を見て回りました。桜が満開なこの時期、駒場キャンパスや駒場野公園の桜は見事なものでした。東大の新入生にとっては、これからお世話になる駒場の周りを知る良い機会になったのではないでしょうか。(66期総務)

目黒川の混雑

目黒川の混雑

目黒天空庭園

目黒天空庭園



2016年度の活動記録

2015年度の活動記録

2014年度の活動記録

2013年度の活動記録

2012年度の活動記録

2011年度の活動記録

2010年度の活動記録

2009年度の活動記録

2008年度の活動記録


また、Twitter(@UT_Chiribu)では最近の地理部の活動の様子をより詳しく知ることができます。


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